アラビア書道

去る12月8日、 日本におけるアラビア書道の第一人者、本田孝一氏を講師に迎え、講演会「アラビア書道の魅力」を催しました。上の写真は、実演後本田氏のご好意により「希望者のお名前を書いて進呈します」との呼びかけに、多数の参加者が詰めかけているところです。講演会は参加者100名を超え、終了予定時刻を大幅に過ぎて、盛会のうちに終了しました。
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アラビア語の新年の挨拶(「あなた方に毎年毎年健やかな年が訪れますように」の意)を題材に、同じ内容で3点続けて実演。まずはオーソドックスな書体とされる「ディーワーニー書体」です。オスマントルコ帝国スルタンの勅書にもちいられた権威のある書体とされています。(2分27秒、約2.4MB)
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同じ新年の挨拶を「ペルシャ書体(ナアス・タアリーク書体)」で。「ディーワーニー書体」とは異なる流れるような線の傾きがポイントです。(2分32秒、約2.5MB)
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同じ新年の挨拶を、来年(2005年)の干支にちなみ鳥の形になぞらえて書いたもの。「ディーワーニー書体」をベースに、アラビア書道の特徴である造形の自由さを活かしています。(3分13秒、約3.2MB)
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参加者のリクエストから、「アラビア語のことわざ」をお題に実演、まずは意匠を凝らして造形したものです。本田先生からの謎かけですが、「有名なことわざですが読めますか?」 答えも本田先生が解説してくださっています。(4分17秒、約4.3MB)
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05koran.rm 参加者のリクエストから、コーランの有名な一節をお題に、再び「ペルシャ書体(ナアス・タアリーク書体)」で実演。筆を浮かして書く、点に丸みを持たせて書く、などポイントを細かに解説。(4分22秒、約4.3MB)
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